katokichitan’s blog

色んな事に興味津々で、その中でも特に大好物のガジェットと自動車について各おっさんのブログです。

アップデートを提供するかは企業の努力次第

テスラが誕生して事実上、次世代車の条件というものが、次の3つになってきていると感じています。

  1. BEV(航続距離長い)
  2. 自動運転
  3. アップデートによる機能改善・追加(OTA)

このなかでも、3番目は既にスマートフォンやPCで体験しているので、馴染みがあるにも関わらず自動車というものに対しては長らく行われてこなかったものになるため、非常に新鮮に映ります。

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Photo: VW

フォルクスワーゲンも iDシリーズでアップデートによる機能改善・追加を実施すると発表しています。しかしながら、これは従来の自動車メーカーからすると同じ車を所有する期間が長くなるのでやりたくない作業だと思います。(しかも、日本で実施する場合は毎度リコール扱いと聞きます。ただ、国土交通省のサイトで検索してもエアバッグなどのリコール情報しか見つからないですね。)

 

また、従来のディーラー網を持っているような自動車メーカーは BEVが普及すればするほど、オイル交換などのメンテナンスによる購入後のサポートなどの実入りも減ることが予想されるので、次世代車が主流になるには全体的な大改革が必要となりそうです。

 

話を戻して、アップデートによる機能改善・追加ですが、メーカーによって積極的なところと積極的ではないメーカーが出てくると思います。

 

比較にはならないと思いますが、スマートフォンAndroid)のアップデートの提供をdocomoの 2015 - 2016冬春モデルで見てみましょう。

 

arrows NX F-02H:

 過去 11回のアップデートが提供されており、最後のアップデートは 2019年2月7日

XperiaTM Z5 SO-01H:

 過去 12回のアップデートが提供されており、最後のアップデートは 2017年12月20

 

このことから、SONYは頻繁にアップデートが行われるものの、アップデートの提供打ち切りが早く、富士通は長くアップデートを提供していることがわかります。(あくまで、docomoのサイトから感じた内容だけですが)

 

iOSの場合、現時点で最新のiOS 13で見てみると最も iPhone6Sがまだサポートされている(発売日2015年9月25日)ので、やはり Appleも長くアップデートを提供していることがわかります。

 

おそらく、自動車でもアップデートされることが普通になってくると、今度はこのメーカーは長くアップデートを提供してくれるとか、頻繁に更新があるとかそういったことも購入の選択肢として見られる内容になってくると思います。(MAASになって、自家用車という概念がなくなれば、こんな事考えなくてもいいと思いますが。私は自家用車って無くならないのでないかとも思っています。)

 

それでは!