katokichitan’s blog

色んな事に興味津々で、その中でも特に大好物のガジェットと自動車について各おっさんのブログです。

Dysonが電気自動車開発から手を引くと発表

4年前の 2015年に 2020年には電気自動車をリリースするとしていた、掃除機でおなじみの Dysonですが、10/10(木)に電気自動車の開発から手を引くと発表しました。

f:id:katokichitan:20191011070243j:plain

PHOTO: AUTOCAR

電気自動車を商業的に成功させることは、現時点ではかなり困難との理由です。

開発に携わった 523人は殆どがアプライアンス部門に吸収されたとのこと。

ただ、今回の挑戦では全固体電池の研究開発も行っていたようで、この研究成果は他の製品に役立つということです。しかしながら、現時点では、全固体電池の製造はリチウムイオン電池に比べてはるかに高額になるとのこと。

 

www.wired.com

EVの時代になると電池、モーター、ボディを組み合わせれば誰でも作れるという意見がよく見受けられますが、商業的に成功させようと(利益を出そうとすると)かなり難しいことがこの件からわかります。

コンセプトカーとしてリリースするのは難しいことでは無いですが、それを公道できちんと走れるようにして、量産するとなるとかなり大変なようです。

HVやFCVに電池を乗せれば BEVだから大丈夫ではないのです。より大容量になった場合の、製造における電池の確保、電池の管理など BEVだからこそのノウハウが必要で、現時点で儲からなくても試乗に投入して実際に販売している会社とコンセプトカーだけ出している会社ではノウハウの蓄積スピードが異なります。

やっぱり BEVに舵を切ろうと思っても、過去から BEVをやってきた会社は遠く先に行ってしまい追いつけない状況になります。今ならまだ始まったばかりなのでゲームチェンジできる状況だと思います。 

 

日本国内では日産、三菱が先行、そこにホンダが加わりました。

マツダはまだ開発コンセプトから抜けてないように思いますが、動きがあります。トヨタマツダとEV用の会社を作ったので、マツダから技術適用してもらって、バッテリーは BYDなのかな?スバル、スズキ、ダイハツトヨタ組ですね。

ちょっと、トヨタ勢の動きの遅さが気になります。家電で起こったようなことが自動車業界でも起こると、日本経済に大打撃となりかねないので気になっています。

 

それでは!