しれっと発表された 8代目フォルクスワーゲン ゴルフ
東京モーターショーに気を取られているうちに 8代目となる新しいフォルクスワーゲンゴルフが発表になりました。個人的にはこの世代でゴルフの集大成となり、IDシリーズへ引導を渡していくものと考えています。
新しいゴルフのキーワードは 3つ
- デジタル
- ハイブリッド
- セーフティ
1. デジタル
イノベーションコックピットと呼ばれており、すべての設定は、10インチディスプレイを備える、おなじみの Discoverシステムに表示されます。
運転ポジション、エアコン、ラジオ、ナビゲーション、運転支援システムを簡単に調整できます。 これらの設定はID別に記憶され利用時に登録者の設定が読み込まれるようになっているようです。物理ボタンは極力減らされて、タッチ式のボタン及びスライダーになっています。このあたりは先日発表となったID.3と同じもののように思います。
凄い。とてもゴルフの内装とは思えない。
オプションのヘッドアップディスプレイは、スピード、運転支援情報、簡易ナビがフロントガラスに直接投影されるようです。 詳細なナビとメディア設定は、デジタルコックピットに表示されるそうです。
操作系もデジタルを意識したのか全部ボタンのようになっています。
ライト周りはダイヤルからBMWのようにボタンに変更されています。なぜかデフォッガーのボタンもここにあります…(ここは機能別にまとめて欲しかったなぁ)
それにしても凄い質感。
2. ハイブリッド
大きくは2つ、エンジン出力違いで合計 5つのバージョンのハイブリッドを提供するそうです。
マイルドハイブリッド(3パターン)
ベルトスタータージェネレーターと48Vリチウムイオン電池をTSIエンジンと組み合わせた、eTSIと呼ぶ新しいマイルドハイブリッドです。
利点としては WLTP基準で最大 10%の燃費改善、ベルトスターターの支援によって非常に機敏で快適に移動できるとのこと。eTSIのエンジンラインナップは次のとおりです。
- 81 kW / 110 PS
- 96 kW / 130 PS
- 110 kW / 150 PS
PHV(2パターン)
PHVは150 kW / 204 PSを生成し、GTEバージョンでは180 kW / 245 PSとなります。
13 kWhリチウムイオンバッテリーを搭載して、約60km以上電気のみでの走行が可能とのこと。
その他、いくつか新しいガソリンエンジンとディーゼルエンジンもラインナップされて最大で 17%の燃費改善、ディーゼルエンジンでは2つのSCR触媒コンバーターを使用して、窒素酸化物の排出(NOx)を最大80%削減するそうです。
3. セーフティ
VWのオンラインサービス「We Connect」および「We Connect Plus」に対応したオンライン機能およびサービスへの統合eSIMリンクを備えたOCUを標準装備。これにより常時コネクティッドの車両となります。また、信号などの交通インフラや最大800メートル離れた他の車両からの情報が Car2Xを通じて総合通信し、ディスプレイを介してドライバーに通知されます。これらの警告を他のCar2Xモデルとも共有することで、1つ上のレベルの安全性を実現するとのこと。(日本ではどうなるのかな?)
その他、外観とインテリアの情報をお伝えします。
ライト周りは前も後ろもすべてLEDの IQ.LIGHTになっています。マトリックスヘッドライトもオプションですが用意があるそうです。
アンビエントライトはオプション(日本だとHL以上に標準でしょうか?)で、これまで固定色だったのが 32色から自由に選択できるようです。あと、どこかの動画でみたのですが、リアのエアコン吹出口にパサートと同様の温度設定ボタンが付いていたので、上級グレードは 3ゾーンエアコンになると思います。
さすがCセグメントの王様と言われているだけあって、相変わらずライバルをぶっちぎるほどの質感担っています。リークされていたものよりも外観もかっこよくまとまっていました。ヴァリアントが気になりますね。
それでは!