なんとPowerwallを DIYしてる人がいる

Powerwallとは Teslaが販売している住宅用蓄電池のことです。

Teslaは自動車メーカーと思っている方も多いと思いますが、ソーラーパネルが内蔵された瓦や住宅用蓄電池、都市向けや電車設備の蓄電池といったものも製造販売しているエナジーカンパニーです。

Powerwallで使っているバッテリの種類はおそらく、自動車に使っているものと同じ 18650バッテリだと思いますが、南オーストラリア州のパワーグリッドに組み込んだ蓄電池施設はサムスン製の21700バッテリで構築されていると言われています。

www.tesla.com

18650バッテリだとおおよそ、1本が最大充電電圧が 4.2V（Teslaは自動車では 3.7Vで利用。ピーク電圧を下げることで、サイクル寿命がかなり伸びるそうです。）容量3700mAhとなるので、これを何千本、何万本と組み合わせることで巨大な蓄電池を構築しています。

ちなみに、ヤフオクとか見ていただくとわかりますが、18650バッテリ 10本で 1400円とかだいたい、1本 100円〜150円位で手に入ります。

でですね、これを自作してる人たちが結構いるんです。

jehugarciaという人の Youtubeチャンネルで色々と面白い取り組みをしています。

DIY Rapid Build 18650 PowerWall Module project - design & testing

ただ、結構色んな人が自作して、火事になったりもしているようなので気をつけてください。

例えば、18650バッテリ1000本繋げば 3700mAh x 1000 = 3700000mAh（3.7kAh）となかなかの容量になります。安易な気持ちで手作りするとヤバそうだなというのもわかりますね。

ちなみに、少し前のデータになりますが、株式会社住環境計画研究所の「平成 25 年度家庭における電力消費量実測調査」を見ると、季節によりばらつきがあるので最大値で見ると戸建てで 17.7kWh/日、マンションで 11.4kWh/日となっています。（エアコン、冷蔵庫、テレビバリバリ使ってる状態です）Teslaの Powerwallは 1台13.5 kWhなので、使い切ってしまいますけど、1台で1日まかなえる計算になりますね。

Teslaの Powerwallは Powerwall 1台 ¥825,000 サポートするハードウェア ¥165,000で合計 ¥990,000だそうです。そこに取付工賃などが入ります。Panasonicの住宅用蓄電池は 5kWhのもので、¥1,280,000です。

18650を 4000本使えば Powerwallと同じような容量になりそうです。1本100円で買ったとして（大量に買えばもっと安くなると思います）40万円+α（実際には充電コントロールや温度センサーなども取り付けてます）で作れちゃうのでやっぱり自作安い。

FIT切れになるお宅とかは、売電額がガクッと下がるので、自宅で消費しよう。有事の際の備えに蓄電しようという流れのようですので、色々なメーカーが家庭用蓄電池を販売していますね。ただ、どれも結構高いのでこの自作 Powerwall面白いと思います。

自分は怖くてやりませんけど。また、そもそも電気工事士の有資格者でないとだめですし。（勉強してみようかな）

それでは！