ドライブレコーダー選びの注意点(私の場合)
いっとき、テレビで連日のように暴走事故が報道されていた時についに家の車にもドライブレコーダーを付けました。
その後、母親の車にもドライブレコーダーを取り付けたので、その際の選定基準や注意しないといけないポイントをお伝えできればと思います。
私の場合は次の2つ理由から前方にのみカメラを付けています。
- 煽られたことがないのと、追突されるなら停止している時だと思う。
- リアカメラは設置が面倒。(設置は自分でやるので難しい作業は避ける。)
カメラ選定のポイントは 3つ
- 画角が広いこと
- 西日本のLED信号に対応していること
- ノイズ対策されていること(購入してから学びました)
それぞれの理由はですが、
1. 画角が広いこと
ドライブレコーダーを旅の思い出にという方もいらっしゃいますが、私は完全に何かあった時の証拠としてしか使いませんので、広い画角で何が起こったのかをはっきり記録できることが重要です。
そのため、フロントウィンドウの両サイドのAピラー(前から数えて一番最初の柱)が映る角度であることが大切です。
2. 西日本のLED信号に対応していること
私は神奈川に住んでいますが、実家は愛知県です。妻も愛知なので頻繁に家族で東日本と西日本を往復します。そのため富士川を境に電気の周波数が 50Hz(東日本)と60Hz(西日本)の地域を行き来することになります。
めちゃめちゃ詳しいわけではありませんが、交流の電気は規則正しく大きくなったり、小さくなったりします。1秒間にこの山と谷が何回発生するかが周波数です。
50回なのが東日本、60回なのが西日本です。このためLEDの信号って目に見えない速さで点滅しています。
また、厄介なことにカメラで撮影している動画も簡単に言うと、1秒間に沢山の写真を写真を撮影してパラパラ漫画のようにしています。古いドライブレコーダーや海外製のものは 30fpsだったり、60fpsだったりします。ちなみに、映画は 24fpsです。これは 1秒間に何回写真を撮っているかとだいたい同じだと考えてください。
ここで問題が発生します。神奈川や東京は 50Hzなので、30fpsや60fpsで動画を撮影しても問題ありません。しかし、西日本に行くと 60Hzになります。タイミングがかぶってしまうと動画で信号を撮ると点灯していないように映ってしまいます。厳密には少しズレが有るのですが、それでも数秒間信号が点灯してないように映ります。
これでは交差点ぶつかった時に、どちらの信号が青なのか、赤なのかわからなくなります。ドライブレコーダーをつける意味が亡くなってしまうので気をつけてください。
最近のモデルは 27.5fpsのものが主流で、東日本に行っても、西日本に行っても途中でフレームレートの変更などを行う必要がありません。西日本信号対応と謳っておいて実は 30fpsという製品もあるので気をつけましょう。
29fpsで1コマ1補完して 30fpsと記載しているものもあるのですが、30fpsだと西日本の方は残念な結果になることが多いので、必ず仕様書を見てチェックしてください。
3. ノイズ対策されていること(購入してから学びました)
これ私はあまり関係ないのですが、ナビのTVアンテナがフロントガラスに張ってある車に乗られていて、TVをナビでよく見られる方には注意です。
ノイズ対策済みの製品にしないと、TVの映りが格段に悪くなります。海外製のドライブレコーダーはノイズ対策が不十分なので、結局買い換えることになったりして結果、高くついてしまいます。
それぞれの結果から価格などを考慮して選んだのはこのコムテックのHDR-352GHです。画角も 168度と広く、フレームレートも 27.5fpsです。ノイズ対策もバッチリされていて価格もそれほど高くないのでおすすめです。
次に、私の母用に選んだのは APEMANのC450です。
Amazonで 3000円ちょっととめちゃめちゃ安いんですが、性能はなかなかいいです。これは、画角が170度で 50Hzと60Hz地域向けにフレームレートが変更できます。母や車で東日本には来ないので、50Hzに切り替えておくことで、信号対策も問題ありません。(東日本に来るときは、周波数が変わったエリアで設定を変更することで対応できる。)ただ、失敗したのがノイズです。このドライブレコーダーを付けてから明らかにTVの受信感度が落ちました。今まではエンジン始動からずっとフルセグで受信していたのが、度々ワンセグに切り替わります。あまり気にしてないようなのでこのまま行きますけど。
これからドライブレコーダーつけようかなと思っている人に参考になればと思います。
それでは!